男子テニスの世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のコーチを務めるゴラン・イワニセビッチ氏は、ジョコビッチがキャリアを終える際にロジャー・フェデラー(スイス)よりも四大大会優勝回数で上回っているとの見解を述べた。
ジョコビッチは21日に行われた四大大会初戦、全豪オープンのシングルス決勝でダニル・メドベージェフ(ロシア)を下し、全豪最多9回目の優勝でグランドスラム18勝目を飾った。グランドスラム最多優勝は20回で、フェデラーとラファエル・ナダル(スペイン)が記録している。
イワニセビッチ氏は報道陣に対し、「数年前、ラファとノバク、その両者がロジャーを追い抜くとわたしは言った。今もそう思っている。2人には毎日驚かされる。ラファは間違いなく、あと1勝はする。2勝でないことを願うが、1つは勝つ」とコメント。ジョコビッチがナダルとともにフェデラーよりも記録で上回ると話した。
また、マーガレット・コート氏の持つ男女を合わせた四大大会最多24回の優勝記録も射程圏内にあるとし、「どこに終わりがあるのか分からない。マーガレット・コートやセリーナ・ウィリアムズ(23勝)を追い抜くかもしれないし、そうでないかもしれない。だが、彼らのプレー、ビッグマッチでのパフォーマンスには驚かされる」と称賛した。